FreeCADの使い方11~角の面取り~

FreeCAD

前回の記事に続いて、この記事ではFreeCADでの角の面取りの手順を解説しています。

この記事では、四角柱の角(コーナー)に対して、面取りができるようになることを目標としています。

以下で説明する手順は、個人的に考えたものなので、冗長な部分があるかもしれませんがご容赦いただければ幸いです。

FreeCAD 0.18.4の環境を基に解説しています。

前回の記事↓

の面取りを行いたい方は、こちらの記事が参考になるかもしれません。

追記:FreeCAD 0.19において、手順の不具合を確認しました。

現時点での対処については、恐れ入りますが、ページ下部の「コメント欄」をご参照の程、お願いいたします。

(2021/9/10)

手順に不具合があったため、修正しました。ご不便をおかけし申し訳ありませんでした。(2020/5/10)

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角の面取り

作業の手順は大まかに以下のようになります。

「面取りしたい角の周りの3つの面の角に三角形をスケッチ」→

「スケッチを複数の辺に分解」→

「分解した辺の一部を組み合わせて角の断面を作成」→

「角の断面を押し出し」→

「押し出した角の断面をポケット」

の順に作業を行います。

以下ではSketcherとPart Designワークベンチを使って作成した、ボディーを持つ四角柱を想定しています。

スケッチの作成

ワークベンチをPart Design▾に切り替えます。

次に、面取りしたい角と接している3つの面のいずれか一つを選択し、上部ツールバー内の“新規スケッチを作成”をクリックします。最終的に他の2つの面のスケッチも作成します。

例:黄色で強調されている角を面取りしたい場合は、緑色で強調されている3つの面のいずれかをまず選択し、スケッチを作成します。(角の点が見えづらく、すみません)

ここでは3つの面のうち、上面のスケッチを最初に作成しました。

次に、面取りしたい角を構成している2辺に補助線を引きます。

緑色で強調している角を面取りしたい場合は、画像の位置に補助線を引きます。

面取りしたい角の位置が分からなくなった場合は、コンボビューのタスクタブ内にある、閉じるをクリックしてスケッチを一旦閉じ、定規ツールをつかって角に印をつけると位置が分かりやすくなります。

次に、“スケッチにポリラインを作成”をクリックして三角形を描きます。ポリラインの描画ツールは三角形の端点をクリックした後、2回右クリックで解除します。

次に、作成した三角形の角の一点と2本の補助線の交点を“一致拘束”します。

また、”一致拘束”した角の点と隣り合っている2つの辺をそれぞれ“垂直拘束”“水平拘束”します。

さらに、斜辺以外の2つの辺を選択し、“2直線間または円と円弧間の等値拘束を作成”をクリックします。

斜辺を選択し、“直線の長さまたは直線と節点の間の距離を拘束”をクリックして長さを指定します。ここで指定した数値が面取りした角の面の一辺の長さになります

最後に、コンボビューのタスクタブからスケッチを閉じます。

次に、先ほどスケッチを描いた面の隣の面を選択し、スケッチを作成します。

作成したスケッチに、先ほど作成したスケッチと同じように三角形を描画します。

この手順を繰り返し、スケッチを合計三枚作成します。

うまくスケッチを作成できていれば、3枚目のスケッチを閉じた時に画像のように表示されるはずです。
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コメント

  1. まるむし より:

    最後にパートデザインで断面を選択してポケットを作成しようとすると「Cannot use selected object must belong to the active body」と出てきてしまい面取りできないのですが、どうしたら良いでしょうか?

    また、逆方向に押し出した場合、元の四角よりも大きくして突き出さないと断面を選択できないのでしょうか?

    • muraleap. より:

      まるむしさん、初めまして。コメント、不具合のご報告ありがとうございます。

      お問い合わせいただいた、断面のポケット作成時のエラーの対処手順と、逆方向に押し出す長さについてお答えします。

       

      まず、断面のポケット作成時のエラーの対処手順について回答いたします。

      こちらの対処にあたっては、先に、押し出した角の断面(Extrude)の削除をお願いいたします。

      始めに、コンボビューのモデルタブ内のFace(角の断面)を、角のもとになっているBodyへドラッグ&ドロップします。

      ドロップすると、次に、FaceがBody内に「BaseFeature」として現れますので、

      角をもった立体が表示状態であることを確認し、「BaseFeature」をクリックして選択した後、

      Part Designワークベンチより、

      タイプを「貫通」に設定した「選択されたスケッチでポケットを作成」でポケットを作成して完了です。

       

      ※「Face」・「BaseFeature」を削除するとエラーが発生する恐れがございますので、ご注意ください。

      ※以上の手順は、押し出しを介さず、直接ポケットするものとなっております。

      こちらの不具合は、FreeCADのバージョンアップ(0.19)に伴って発生したものと考えられ、私の確認不足で把握できておりませんでした。

      ご不便をお掛けしましたことをお詫び申し上げます。記事も追って更新する予定です。

       

      続いて、断面を逆方向に押し出す長さについて回答いたします。

      こちらの長さは、立体の角よりも小さくして押し出した場合、選択は可能ですが、

      断面が角を迂回したものとなってしまい、ポケットした際に、下の画像のように角の一部が残るため、

      角が完全に埋まる長さの押し出しを作成されることをおすすめします。

       

      不完全な角の面取り

       

      最後になりましたが、その他、ご不明点などがございましたら、お気軽にご返信ください。

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