コンピューターへの攻撃を防ぐために作られている、セキュリティソフト。
しかし製品の数が多く、どの製品もそれぞれ優位性をアピールしているので、
違いは分かりづらいかもしれません。
そこで第三者評価機関の出番です。
世界各地に存在する独立した評価機関が、セキュリティソフトの性能を客観的に評価し、その結果がインターネット上で公開されています。
総合評価から細かい項目の評価まで、幅広く公開している機関もあり、セキュリティソフトを選ぶ際の一助となるはずです。
評価機関(サイト)4選
ここからは世界に存在する、評価機関の一部を紹介します。
AV-TEST
URL: https://www.av-test.org/en/ (英語、外部ページ)
評価機関の中でも有名な機関*²の一つで、ドイツのマクデブルクに拠点を置いています。
評価は各項目6点満点で、特に優秀なソフトには”TOP PROCUCT”マークが付与されます。
評価は公式ウェブサイト上で閲覧が可能です。
Windowsのセキュリティソフトのテストは2月、4月、6月、8月、10月、12月に、
また、AndroidはWindowsの間の月に、MacOSは6月と12月に行われるようです。
AV-Comparatives
URL: https://www.av-comparatives.org/ (英語、外部ページ)
AV-TESTと並ぶ有名な機関*²でオーストリアに拠点を置きます。
テスト項目は、Windowsの場合、
- 侵入阻止テスト
- パフォーマンステスト
- フィッシング対策テスト
- マルウェア対策テスト
- 誤検知テスト
- 除去能力テスト
- ペアレンタルコントロールテスト
の7つで、Android、MacOSのテストは総合評価レポートの単項目です。
評価は公式ウェブサイト上で閲覧が可能です。
Virus Bulletin
URL: https://www.virusbulletin.com/ (英語、外部ページ)
Virus Bulletinはイギリスに拠点を置くセキュリティ雑誌です。*
この機関による評価は、公式ウェブサイト上で閲覧が可能です。
評価結果が優秀だった製品にはVB100賞が授与されます。
MRG-Effitas
URL:https://www.mrg-effitas.com/(英語、外部ページ)
MRG-Effitasはイギリス*³に拠点を置くITセキュリティ研究機関です。
評価は公式ウェブサイト上で閲覧が可能です。
1年に4回、総合評価テストが実施されています。
まとめ
今回、紹介した評価機関はすべて日本語のサイトではないので、
とっつきにくく感じるかもしれませんが、簡単な英単語を読むだけでも、
大まかな評価は確認できると思います。
これらの評価を活用してセキュリティ製品を選ぶといいかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご質問などがございましたら、お気軽にコメント欄までお寄せください。
※*の情報は英語版Wikipediaを参照しています。
*²:こちらのページの情報より、AV-TEST、AV-Comparativesは各大陸での知名度が2位以上であったことから、特に有名な機関であると判断しました。
*³:公式サイトに記載されている電話番号の国コードより。
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