最近のブラウザーはアドレスの頭が”http://”だと警告が表示されるようになっています。
これを回避するにはSSL・TLS証明書の導入による常時SSL化が必要ですが、
有料の証明書が多く、無料の証明書だと”Let’s Encrypt”ぐらいしかないと思われているかもしれません。
しかし、Let’s Encrypt以外にも無料で証明書を提供している企業があります。
この記事ではLet’s Encryptともう一つの認証局をご紹介したいと思います。
なお、ここではドメイン取得を条件とした、無料SSL(TLS)は除外しています。
無料SSL(TLS)認証局
※以下からSSL(TLS)をSSLと表記します
1.Let’s Encrypt
ISRGが提供する、”フリーで自動化されたオープンな認証局”です。(公式サイトより)
日本国内でも、レンタルサーバーで無料のSSL証明書として採用されている事例が見られます。
公式サイトによると、2021年6月8日時点での有効な証明書数は約1億8500万枚です。
※以下のリンク先は外部ページです。
2.Universal SSL
CloudFlareが提供する、無料プラン登録者用のSSLサービスです。
利用にはCloudFlareへの登録が必要となります。
モードは”Flexible SSL”、”Full SSL”、”Origin SSL”があり、
“Full SSL”、”Origin SSL”はサイトサーバーに証明書をインストールすることで、全通信が暗号化されますが、
“Flexible SSL”は訪問者とCloudFlare間の通信のみが暗号化され、サイトサーバーとCloudFlare間の通信は暗号化されません。
リリースは2014年とLet’s Encryptよりも先に開始されたサービスのようです。
※以下のリンク先は外部ページです。
まとめ
簡単な説明でしたが、いかがだったでしょうか。
無料でのSSL証明書の提供はLet’s Encryptよりも、Universal SSLが先行していたというのは驚きでした。
どちらも無料なので、特にこだわりがない方やレンタルサーバの方はLet’s Encryptに、
少しひねりをつけたい方はUniversal SSLを利用してもいいのではないかなと思いました。
以上、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
参考
Let’s Encrypt の統計情報 – Let’s Encrypt – フリーな SSL/TLS 証明書(外部ページ)
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