この記事では、オープンソースの3DCADソフトウェアのFreeCADのインストール、使い方を解説しています。
初心者による説明のため、大まかなものとなっていますことをご容赦ください。
記事の情報はFreeCAD 0.18.1時点でのものです。
この記事では、マウスでの基本操作からスケッチ・立体の作成までをできるようになることを目標としています。
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導入
FreeCADダウンロードページ(外部ページ)から、自分のPCのOSを選びダウンロードします。
ダウンロードが終わったら、ダウンロードしたファイルを実行します。
インストーラーが開くので、指示に沿ってインストールします。
使い方
スケッチの作成
FreeCADを起動すると、最初に以下の画像のような画面が表示されると思います。

まず、新規作成をクリックしてみましょう。

クリックすると、まっさらな画面が表示されると思います。
この画面における、青紫と白のグラデーションの部分を3Dビューと呼び、平面や立体、スケッチ(後述)などはここに表示されます。
次に、ワークベンチ(上部)のStart▾を
Part Design▾に切り替えます。
切り替えると、左のコンボビューに“ボディーを作成”と項目が表示されるのでクリックします。

続けて、“スケッチを作成”をクリックします。

何やら難しそうな画面になりますが、
左部コンボビューからXY_Plane(ベース平面)をクリックして選択し、OKをクリックします。


OKをクリックすると、ワークベンチがSketcher▾に切り替わって、方眼紙のような線が表示されると思います。
ここから立体を作る設計図となるスケッチを描くことができます。

マウスでの操作
スケッチの編集に進む前に、以下、マウスでの操作方法をご一読することをおすすめします。
選択
選択したい辺、点、面や項目にカーソルを合わせ、
左クリックすると選択できます。
Ctrlキーを押したまま操作すると複数の項目を選択できます。
視点の移動
マウスのホイールボタンを押しながらマウスを動かすと、視点を平面的に移動できます。
縮尺
表示の縮尺は、マウスホイールを上に回して拡大、下に回すと縮小できます。
視点の回転
マウス中央ボタンを長押ししつつ、マウス左ボタンか、右ボタンを押しながらマウスを動かすと、
マウス中央ボタンを押した位置を中心とした、立体的な視点の回転を行うことができます。
視点のリセット
縮尺を縮小しすぎたりするなどして、方眼線(グリッド)が見えなくなった場合は上部バー左上の(紙に虫眼鏡が描かれているアイコン)をクリックすると、縮尺と視点の位置がリセットされます。
視点を回転しすぎた場合は、上部ツールバーにある“上面ビューに設定(2)”をクリックすることで、
視点の向きが初期状態にリセットされます。
スケッチの編集
以上のマウスでの使い方を一通り読みましたら、スケッチを編集してみましょう。
ここでは、試しに四角形を作成します。
上部バーにある、角に赤い点が2つついた四角形のマークをクリックします。

カーソルが赤い四角形になれば準備完了です。
四角形は、スケッチ上のお好きなところでマウスを左クリックし、適当な大きさにしたところで、再度左クリックをすることで作成できます。

以上でスケッチの編集は完了です。
スケッチャーの終了時はコンボビューのタスクタブから閉じるをクリックします。
図形の削除
スケッチ上に作成した図形を削除したい場合は、削除したい図形をマウスでドラッグして囲んでから離し(選択)、Deleteキーを押すことで削除できます。
または、コンボビューのタスクタブ内にある、”要素”から削除したい図形を選択し、Deleteキーを押すか、右クリックして“削除”をクリックする操作でも削除できます。

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