FreeCADの使い方9~ブーリアン演算~

FreeCAD

前回の記事に続いて、この記事ではFreeCADでの基本的なブーリアン演算の種類と手順を解説しています。

この記事では、複数の立体に対して、以下で解説する3種類のブーリアン演算を適用できるようになることを目標としています。

FreeCAD 0.18の環境を基に解説しています。

前回の記事↓

ブーリアン演算をできるだけ短く言うと…

重なっている複数の立体をくっつけたり、1つの立体からそれに重なっている他の立体の体積を引いたり、立体同士の重なっている部分を求めたりする機能です。

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種類

3種類のブーリアン演算を例を交えて解説しました。

結合(和集合)

結合は、重なっている複数の立体をくっつけて、1つの立体にするブーリアン演算です。

結合前の立体

それぞれ独立した立体で一部が重なっている、欠けた四角柱と球を結合すると…

見た目は変わらないものの、”Fusion”として1つの立体にまとまりました。

切り取り(減算、差集合)

切り取りは、1つの立体からそれに重なっているもう1つの立体を切り取るブーリアン演算です。

切り取り前の立体

それぞれ独立した立体である、欠けた四角柱からそれに重なっている球を切り取ると…

切り取り後の立体

球と球が重なっていた部分が切り取られ、切り取られた立体は”Cut”になりました。

共通部分(共通集合)

共通部分は2つの立体の重なっている部分を求めるブーリアン演算です。

ブーリアン演算前の立体

それぞれ独立した立体である、欠けた四角柱と球の重なっている部分を求めると…

重なっていた部分が”Common”として求められました。

ツール

実際にFreeCADでブーリアン演算を実行するためのツールを解説します。(シェイプ分割ツール、Compsolid作成ツール、壁に囲まれたオブジェクトを結合を除きます)

選択された2つの図形のブーリアン演算を実行

Part▾ワークベンチに移動し、選択された2つの図形のブーリアン演算を実行をクリックすると、コンボビューにメニューが表示されます。

使用するには、まずラジオボタンからブーリアン演算の種類を選択します。差集合は切り取りと同じです。

次に1番目の図形、2番目の図形のチェックボックスを立体を結合、切り取り、共通部を求めたい順に選択します。

例えば、Bodyから球体を切り取りたい場合は、1番目の図形のチェックボックスでBodyを選択し、2番目の図形のチェックボックスでは球体を選択します。(Body-球体)

最後に適用をクリックして完了です。

複数の形状の和集合を作成

Part▾ワークベンチに移動し、コンボビューから結合したい立体を複数選択します。

Ctrlキーを押しながら項目をクリックすると、項目を複数選択できます。

最後に、複数の形状の和集合を作成をクリックして結合完了です。

2つの図形から減算結果を作成

Part▾ワークベンチに移動し、コンボビューから立体を切り取りたい順に2つ選択します。

最後に、2つの図形から減算結果を作成をクリックして完了です。

立体を選択する順によって、切り取りの結果が変化します。

2つの図形の共通集合を作成

Part▾ワークベンチに移動し、コンボビューから共通部分を求めたい立体を2つ選択します。

最後に、2つの図形の共通集合を作成をクリックして完了です。

複数のボディーを使用したブーリアン演算

このツールを使用するにはPart Design▾ワークベンチで作成した1つ以上のボディー(Body)が必要です。

このツールはBodyに接する立体に対しては使用可能ですが、Bodyに接しない複数の立体(Partワークベンチで作成した立体など)に対して使用した場合、立体が表示されなくなるようです。

Part Design▾ワークベンチに移動し、コンボビューからブーリアン演算を適用したい立体を複数選択します。

次に、複数のボディーを使用したブーリアン演算をクリックするとコンボビューにメニューが表示されます。

このツールでは立体の選択順による結果の変化はないようです。

最後に、下のドロップダウンメニューからブーリアン演算の種類を選択し、OKをクリックして完了です。

長くなってしまいましたが、以上です。お疲れさまでした。

次の記事↓

引用

この記事内で使用したアイコンは、以下のFreeCAD公式ドキュメント内のものを使用しています。

https://www.freecadweb.org/wiki/index.php?title=Artwork

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