トイドローン”Tello”を購入して半年以上経ったので、レビューします。
この記事では、”Tello”を実際に使ってみて感じた、良かった点、気になる点などをまとめました。
ドローンはこの機種が初めての者のレビューなので、あくまでも参考程度にご覧いただければと思います。
Telloの特徴
- 500万画素(2592×1936)写真、720p(1280×720)動画の撮影
- 電子式映像ブレ補正搭載
- 6種類のフライトモードの搭載
- ビジョンポジショニングシステムによる安定したホバリング
- 約80gの機体重量
上の5点以外にも、ドローンメーカーDJIの技術協力やIntelプロセッサーの搭載、
スマートフォンVRヘッドセットへの対応など、多くの技術が詰まったトイドローンとなっています。
参考:Ryze Tech公式サイトhttps://www.ryzerobotics.com/jp/tello
良かった点
ドローン飛行の楽しさ
初めて”Tello”を飛ばしてみて、まず最初に感じたのは「楽しさ」でした。
簡単な操作で離陸、操縦でき、目の前を飛び回る”Tello”には感動さえ覚えました。
“Tello”のキャッチコピーである”Feel the Fun”(楽しさを感じる)は実際に飛ばしてみることでよく理解できました。
安定したホバリング
ドローンの操縦は初めてでしたが、”Tello”は無操作時にも自動でほぼ定位置にホバリングしてくれるので、
焦らずに操縦・撮影することができ、安心感がありました。
この点は、”Tello”に内蔵されているビジョンポジショニング・システムの恩恵を受けているのかもしれません。
ホバリング:航空機が空中で停止している状態のこと
多彩なフライトモード
“Tello”では6種類のフライトモード(アクション)が使用可能です。
中でも印象的だったのが、”8D Flips”というタッチパネルのスワイプの向きに応じて宙返りできるモードで、機敏に宙返りする”Tello”には驚きました。
他にも、回転しながらショートムービーを撮影できるモードや、機体をトスして離陸させることができるモードなど、バリエーションに富んでいます。
小型・軽量
“Tello”は約80g(実測値:約87g)*と重量が軽いので、外へ持ち運びする際の負担が軽いのがポイントです。
別売りのケースを使えば、予備バッテリーやコントローラーなどもまとめて持ち運べてさらに便利です。
*プロペラとバッテリー含むメーカー公表値。カッコ内は前者に加えてプロペラガード含むおおよその実測値。
気になった点
トイドローンは多くを求めるべきものではないかもしれませんが、気になった点もいくつか述べます。
動画の若干のカクつき
“Tello”で撮影した動画を見てみると、数秒に1回ほどの割合でのカクつきを感じました。
おそらくですが、”Tello”からWifiで動画の映像の転送をしていることが影響しているのではないか思います。
気にならない方もいるかもしれませんが、留意しておくことをおすすめします。
カメラの向き
撮影の際、「あと少しカメラの向きを上・下に向けられれば」と感じることがありました。
これを求める場合は、ジンバルのついたDJI Mavic Miniなどを検討した方がいいかもしれません。
カメラの向きが若干、下を向いているようなので、上から見下ろす自撮り写真に向いているのだと思います。
最大飛行距離
公式サイトの仕様には最大飛行距離が100mであると書かれていましたが、私の機体では垂直距離で30m程離れると、電波が微弱との警告が表示されました。
これは環境やモバイル端末によって変化するものだと思いますが、Wifi中継器があると改善されるかもしれません。
風への耐性
“Tello”は軽量な機体のため、風に流されやすいです。
屋外で飛ばす際は、できるだけ無風の際に障害物の少ない、広い場所で飛ばすことをおすすめします。
最後に
以上、良かった点、気になった点を中心に”Tello”についての感想を述べましたが、
私はドローン飛行の楽しさを体験できたので、”Tello”を買ってほぼ満足しています。
動画の出来や最大飛行距離などにこだわりがなければ、写真はきれいに撮れますし、
価格も1万円台なので、入門ドローンとして買ってみる価値はあると思います。
最後に、”Tello”を買う際は予備バッテリー1本、コントローラー、また持ち運び用のケースをまとめて用意することをおすすめします。
私の場合、バッテリーが1本しかない時に外出先で満足に飛ばせないことがありました。
コメント