Lenovoから発売されているThinkVision T23d-10を購入したので、大まかにですが、レビューしました。
結論、この機種を選んで満足しています。
T23d-10の概要
ThinkVision T23d-10は22.5インチのIPS液晶モニターです。
解像度は1920×1200のWUXGA(16:10)で、最大1677万色を表示可能です。
ポートはDisplayPort、HDMI、VGA端子を搭載しています。
取得している主な認証
ThinkVision T23d-10は環境や人への配慮を中心とした認証を複数の機関から取得しています。
以下では、その中の3つを紹介します。
TCO Display 7.0/Edge 2.0
スウェーデンのTCO社が策定している規格です。
人間工学に配慮しているかどうか、環境への配慮があるかどうかを中心として、要求事項が規定されています。
また、コントラスト比、色の均一性、色域なども規定されています。
TÜV Eye Confort
TÜV Eye Confortは独TÜV Rheinland社の認定プログラムで、眼に対する配慮と快適性が認められた製品に提供されます。
この認証を取得するためには「フリッカー(ちらつき)フリー」、「低ブルーライト」、「画面の反射低減」などの要素をクリアしている必要があります。
ULE Gold(IEEE1680.1)
ULE(UL Environment)認証はIEEE1680に基づく規格で、IEEE1680は製品ジャンルによって1,2,3とさらに規格が分けられています。
この規格は環境にやさしい電子製品にのみ提供されます。
ULEは3段階のグレード、ブロンズ、シルバー、ゴールドに分かれており、
この機種はゴールド(Gold)認証を獲得しています。
コンピューターとノートパソコンはIEEE1680.1の規格に分類され、
判断基準は主に8つに分けられています。
比較
ThinkVisionシリーズ内には本機種と同サイズ、同解像度の別機種S23d-10があります。
この2機種にはどういった違いがあるのでしょうか。違う箇所を中心に比較してみました。
機種 | T23d-10 | S23d-10 |
---|---|---|
解像度 | 1920×1200 | 1920×1200 |
HDMI | 〇 | × |
DisplayPort端子 | 〇 | × |
VGA端子 | 〇 | 〇 |
DVI-D端子 | × | 〇 |
画面チルト(スタンド) | 〇 | 〇 |
回転,スイベル,高さ調整(スタンド) | 〇 | × |
主な違いはHDMI、DisplayPortの有無といったところでしょうか。
S23d-10はこれらの端子が搭載されていないという点は注意が必要です。
- スイベル:台座の左右回転機能のこと
- 情報は公式製品ページより
開封レビュー
以下、簡易的な開封レビューです。
箱は空輸で送られてきました。
主な内容物は本体(台座含む)、電源コード、DisplayPortケーブル、VGAケーブル、説明書です。
台座は組み立て式でした。
箱は2段の構造になっており、底の方にディスプレイ本体が収まっていました。
本体は、電源ケーブルをかなりしっかりと差し込まないと電源が付きませんでした。
これは注意点かもしれません。
良かった点
視野角
このモニターを使用して最初に驚いたところは”視野角の広さ”です。
IPS液晶のためか、ほぼ真横・上から画面を見ても変色が少なく、驚きました。
デザイン
シンプルで落ち着いたデザインです。
3辺ベゼルレス(ベゼル幅6mm)のため、画面端に圧迫感を感じない点がポイントです。
ThinkCentreと併せて使うと統一感があります。
非光沢
光沢液晶を特に長時間見ていると、反射(映り込み)が気になることが多いです。
この機種に採用されている非光沢液晶は反射が抑えられているため、
気が散らずに作業に集中できて快適です。
気になる点
最小値でも眩しい
明るさを最小値に設定しても、画面が眩しかったので、如意スクリーンを使用して対処しました。
スピーカーは非搭載
スピーカーは非搭載のため、
音声を出力する際に機器と外部のスピーカーを直接、接続する必要があります。
まとめ
ディスプレイ選びは初めてでしたが、ThinkVision T23d-10を買って満足しています。
Thinkブランドのためか、デザインが落ち着いているところも好印象です。
先に挙げた、気になる点を踏まえた上で、性能も含め、
ゲーム用途などや専門的用途で使わない限り、不満を感じることはないのではないでしょうか。
環境に優しく、目にも優しいThinkVision T23d-10。
これからディスプレイの購入を考えている方におすすめしたい1台です。
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