無線LANルーター。 現代の生活に密着している家電の一つではないかと思います。
しかし、買うとなると種類も多いうえ、どれを選んでも同じとは限りません。
そして、長く使うものなのでハズレはできれば回避したいものです。
今回は、多くの無線ルーターの中でこの機種を選んだ理由や、
この機種に買い替えてしばらくした感想を書いていきます。
RT-AC67Uってどんな機種?
スマートフォンやパソコンのパーツなどで有名なASUSが、2018年の10月に
発売した無線ルーターで、RT-AC68Uの後継機にあたります。
価格は12000円台と無線ルーターの中では中価格帯です。
最大接続可能台数は18台と余裕があります。
これからどんどん接続機器が増える時代になりそうなので、安心ですね。
こんな方におすすめ
- 1万円台で、高機能なルーターが欲しい方
- デザインにこだわる方
- セキュリティーや子供のデバイス制限などの機能が必要な方
特徴
RT-AC67Uの特徴としてまずあげられるのは電波の強さと安定性です。
本機種に替えた後、前に使っていた機種では電波が弱かったところでも
安定していて、設定から電波出力を下げても問題なかったほどです。
基本的な部分ですが、ここは重要だと思います。
またデザインも特徴的です。
クロス状の品のあるデザインで存在感があります。フチは尖っています。

先代機種にあたるRT-AC67Uではなかった壁掛け穴も付いており、
壁掛けでスペースを節約することもできます。
さらに、「メッシュ機能」が搭載されており、複数台連携させることで
さらに電波を広くいきわたらせることができます。
Wifi中継器などを使った時と比べ通信速度が速いので、
広い家などで特に有効な機能です。
RT-AC67U 2台セット
RT-AC68U(先代機種)との違い
先代機種となるRT-AC68UとRT-AC67Uでは、どのような違いがあるのでしょうか。調べてみました。
以下、RT-AC67Uから見たRT-AC68Uとの比較です。
- WiFiオンオフボタン、LEDオンオフボタンがない
- サイズのコンパクト化(縦:-2mm 横:-12mm 厚さ:-38mm)
- 重量の増加(+10g)
以上が違いのようです。(公式サイト仕様より)
サイズ以外はほとんど違いはないといっていいでしょう。
安全性

RT-AC67Uはセキュリティ機能にも力が入っており、
WPA2などの標準的な暗号化技術への対応はもちろん、
セキュリティ機能として「AiProtection」を搭載しています。
この機能はトレンドマイクロ社の技術を活用することで
危険なWebサイトへのアクセスをブロックしたり
外部からの攻撃を防ぐ機能で、
これによってセキュリティの改善が見込めますが、
誤検知もあるようなので、気になる場合は無効にもできます。
また、ペアレンタルコントロールも搭載しており、
それぞれのデバイスからのアクセス制限(時間帯設定)も可能です。
それぞれの機能は個別に有・無効化できます。
速度
本機はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)規格に対応しており、
公表値は5Ghzでは最大1300Mbps、2.4Ghzでは最大600Mbpsとなっています。
せっかくなので、旧機との速度比較を行いました。
旧機はBuffaloのWZR2-G300Nです。(10年前の同価格帯の機種)

※上の2つは周波数でSSIDが別になっていますが同機種です。
結果は当然かもしれませんが、大きな差がありました…
私の環境はNTTのルーターの最大速度が100Mbpsなのでこの結果ですが、
IPoEのルーターでIPv6に対応していたらさらなるスピードが期待できます。
*IPoEは新しい通信方式のことで、IPv6も同様です。
気になるところ
ここまで主にメリットを述べましたが、気になるところもあります。
熱を持つ
他の無線ルーターにもいえることかもしれませんが、本体上面が熱くなります。
触れられないほどではありませんが夏場などは気になります。
デザインのためか、通気口が上面にないことが原因かもしれません。
サイズは大きい
買う前から分かっていましたが、サイズが大きいです。
(実測値:縦7.5cm 横22cm アンテナ部含む)
例えるなら、学研の図鑑の半分ぐらいのサイズです。
特に支障があるほどではありませんが、
省スペース性を重視し、壁掛けをしたくないという方にはデメリットになるかもしれません。
WPSのボタンが小さい
WPSというとなじみがないように感じますが、
ボタンを押して無線ルーターと接続する機能のことです。
パスワードを入れずに簡単に接続できるので便利なのですが、
この機種はWPSのボタンが小さいうえ目印が表にないので、電源ボタンと間違えそうになります。

まとめ
総合的に見て私はこの機種は当たりだったと思います。
難点はあるものの、ほとんど支障はないので
一般的な用途でこだわりがないならば、ほとんどの人にすすめられる機種だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、ルーター選びの参考などのお役に立てば幸いです。
ご質問などがあれば、コメントもお気軽にお寄せください。
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