少し前まで盛んに出回っていたWindows10タブレット。
CPUは控えめな性能のものが使われている場合も多く、省電力ではありますが動作は快適ではない場合もあります。
この記事では、そのようなWindows10タブレットでも比較的軽快に動作し、使いやすいブラウザを起動速度や読み込み速度の測定を通して探してみました。
測定条件
CPU | メモリ容量 | ストレージ容量 | 画面解像度 | 画面サイズ |
---|---|---|---|---|
Intel Atom Z3775 | 2GB | 64GB | 1280×800 | 8.9インチ |
比較には上記の性能のWindows10タブレットを使用し、電源プランはバランス、バッテリー節約モードをONにしました。初期化はしておりません。
比較
比較対象は
- Microsoft Edge(レガシ)
- Mozilla Firefox
- Google Chrome
- Chromium
- Vivaldi
- Opera
- Brave
- UC Browser
の8種類です。
起動時間、UIの使いやすさ、Google検索の読み込み速度を比較しました。
起動時間は起動時ページを”https://google.com”に設定し、完全に読み込まれるまでの時間を計測しました。
UIの使いやすさは3点満点とし、常に表示されるボタン(戻るなど)の大きさ、メニュー表示時のリスト項目の大きさを考慮しました。
設定は言語設定とスタートページの設定のみ行い、Google検索トップページを一回開きキャッシュさせました。
*読み込み速度の測定に使用した検索キーワードは”Wordpress”(初回検索)
ブラウザ名 | 起動速度 | UIの使いやすさ | 読み込み速度 |
---|---|---|---|
Edge(レガシ) | 約4秒 | 3点 | 約2.0秒 |
Firefox | 約7秒 | 2点 | 約3.1秒 |
Chrome | 約4秒 | 2点 | 約2.9秒 |
Chromium | 約3秒 | 2点 | 約3.1秒 |
Vivaldi | 約7秒 | 1点 | 約2.2秒 |
Opera | 約7秒 | 1.5点 | 約2.6秒 |
Brave | 約4秒 | 2点 | 約2.5秒 |
UC Browser | 約5秒 | 1点 | 約4.7秒 |
※UIの使いやすさは個人の見解です
- 手動での測定のため、測定した数値には若干の誤差があります。
- 起動時数値は小数第一位を四捨五入、読み込み速度は小数第二位を四捨五入しています。
まとめ
比較した結果、Edge以上にWindows10タブレットに適したブラウザは見つかりませんでした。
個人的には、現状ではWindows10タブレットにはEdgeがベストな選択だと思います。
他のブラウザにも、動作が速いものはありましたが、UIがキーボード+マウス(タッチパッド)主体の操作を前提としているためか、私には少し使いづらさを感じました。
記事は以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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