この記事では、マイクラユーザーの方で、
「Java版の配布マップを統合版で使えるようにしたい」
「Java版で作成したワールドを統合版へ引き継ぎたい」
方向けに、
Minecraft Java Editionで作ったワールドを、統合版用に移行する手順を解説しています。
※本記事では、Windows 10の環境を使用しております。
※手順には、アプリケーション(無料・日本語対応)のインストールが含まれます。
注意点
次に該当するワールドは、正常に移行できない場合がありますので、ご注意ください。
- Java Editionでしか使用できない・存在しない、ブロックおよびアイテムを含むワールド
- Java Editionで作成したコマンドを使用しているワールド
変換イメージ
変換前のワールド(Java Edition)と変換後のワールド(統合版)での参考画像です。
※上の画像では描画距離の関係で一部背景が異なっています。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-je-open.png?resize=960%2C569&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-be-open.png?resize=960%2C580&ssl=1)
ワールドの準備
まず、変換したいワールドがZipファイルの場合は解凍してください。
変換したいワールドを準備します。
※ワールドのフォルダ名に日本語が含まれている場合は、フォルダ名を半角文字(英数字)に変更してください。
例として、Java版の配布ワールドは、CurseForge(外部ページ・英語)に掲載されています。
Java版のワールドを統合版に移行する手順
Microsoft Storeでアプリをインストール
スタートメニュー等から、Microsoft Storeを起動します。
検索欄に、“je2be”と入力し、下部に表示される候補をクリックします。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-store-search.png?resize=805%2C208&ssl=1)
アプリケーションのページが開きましたら、「インストール」または、「入手」をクリックして待機します。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-store-top.png?resize=1024%2C523&ssl=1)
「起動」ボタンが表示されましたら、クリックして、次の手順に進みます。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-store-ready-to-launch.png?resize=1024%2C405&ssl=1)
アプリの起動と変換
「je2be」が起動しましたら、「Java版から統合版に」をクリックします。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2022/05/je2be-mode.png?resize=487%2C324&ssl=1)
変換するワールドを選択します。
右に表示されているリストは、Java版のデフォルトのワールドの保存場所のものです。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-home.png?resize=602%2C432&ssl=1)
リストに変換したいワールドが表示されている場合は、リストからワールドを選択し、
「次へ」をクリックします。
その他のフォルダに保存しているワールドを変換したい場合は、
「他のフォルダを選択」をクリックして、変換したいワールド本体のフォルダを選択した後、
「フォルダの選択」をクリックします。
確認画面が出るので、「開始」をクリックします。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-confirm.png?resize=602%2C432&ssl=1)
「変換処理が成功しました!」とメッセージが表示されましたら、次の手順に進みます。
ワールドの保存
変換処理が完了した際に表示される画面では、保存方法として、3つの選択肢が提示されます。
![](https://i0.wp.com/muralnotes.com/wp-content/uploads/2021/08/je2be-success.png?resize=602%2C432&ssl=1)
「Minecraft Windows 10のセーブフォルダに保存」をクリックすると、
統合版のデフォルトの保存場所に、変換したワールドが保存されます。
下の2つの選択肢では、変換されたワールドのフォルダの保存先を自分で選ぶか、
.mcworld形式でのワールドの保存を行うことができます。
選択肢をクリックすると、保存処理が開始されます。
最後に、「保存が完了しました」と表示されましたら、保存完了です。
最後までおつかれさまでした。
ご質問、ご指摘等ございましたら、お気軽にコメント欄までお寄せくださいませ。
最後に
Java Editionから統合版へのワールドの変換については、有料サービスや、複数のアプリケーション(英語)、オンライン変換サイトを使った手順が、インターネット上に存在していますが、
調べて試した限り、現時点(2021/8/5)で公開されている、
有効なアプリケーション・手順は、je2beだけでした。(有料サービスは不明)
それだけでも、とても画期的なアプリケーションですが、
UIの分かりやすさ、100MBを越える、大きなワールドの変換も、何分と掛からずにこなしてくれた点には、とても感動しました。
今後は、je2beがJava Editionから統合版へのワールドの変換に関する切り札となりそうです。
以上、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
コメント
比較画像をみて思ったんですけどワールド丸々移行出来るわけではない感じですかね?Javaのラージバイオームで作ったワールドを統合版に移行しようと考えていたんですけど
くろさん、初めまして。コメントありがとうございます。
いただいたご質問に回答いたします。
>比較画像をみて思ったんですけどワールド丸々移行出来るわけではない感じですかね?
画像では一部ですが、こちらのツールはワールド全体が移行可能です。
ただ、ストアに「可能な限り」ワールド全体を移行するツールとある通り、
移行したワールドの完全性は保証されていません。
>Javaのラージバイオームで作ったワールドを統合版に移行しようと考えていたんですけど
実際に、Java Edition 1.18.2で作成した「大きなバイオーム」ワールドのBEへの変換を試行しました。
結果、ワールドの変換処理自体はエラーなしで成功し、スポーン地点も正常に移行されましたが、
BEでのワールド読み込み時に、内部エラー(通常非表示)でスポナーが正常に読み込めない旨のメッセージを確認しました。
ご参考までに、この点にはご留意いただければ幸いです。
簡単ではありますが、以上、よろしくお願いいたします。
> 移行したワールドの完全性は保証されていません。
なるほど、つまり画像のようにバイオームの変化が発生する可能性があるという訳ですね?
>BEでのワールド読み込み時に、内部エラー(通常非表示)でスポナーが正常に読み込めない旨のメッセージを確認しました。
スポナーが正常に読み込めない、ですか…全てのスポナーがそのような状態になると困りますね…
質問に答えてただきありがとうございました!
くろさん、ご返信ありがとうございます。
統合版ではバイオーム名を確認する手段が提供されていないため、目視ではありますが、
少なくとも非mod環境では、移行によるバイオームの変化はないと思います。
変換前後の遠景画像を追加し、記事を更新いたしましたので、ご確認いただけますと幸いです。
情報不足で申し訳ありませんでした。
スポナーについても、再度確認したところ、エラーによってスポナーブロック自体が消えたり、
出現するmobが変わるわけではないようです。
ご参考になれば幸いです。その他、ご不明点などがありましたら、ご返信お待ちしています。